ハムストリングス
ハムストリングスとは太ももの裏側を構成する筋肉群の総称です。ハムストリングスは膝や股関節を曲げたり伸ばしたりする動きに関係することから,歩いたり立ったりしゃがんだりする動作など重要な働きがあります。
もし筋肉が弱かったり,硬く縮こまっていると
- 柔軟性がなく縮こまっているので,体前屈が思うようにいきません
- 硬く縮まることでハムストリングスがくっついている骨盤が後ろに傾斜するので「垂れ尻」の傾向になります
- 逆に筋力がないとふとももの前側の筋力のほうが強くなるので,今度は骨盤が前に傾斜して反り腰になり「出っ尻」になります
- 筋肉がないと引き締める力が弱いので,ふともも全体がとても太く見えるようになります
そこで柔軟性とほどよい筋肉量のハムストリングスになれば
- 骨盤が後ろに傾斜するのを防いでくれるので,おしりの頂点が上に上がってくるので垂れ尻を防いで「桃尻」になります
- またふとももの前側の筋力とのバランスがよくなり,出っ尻を防ぎます
- ほどよい筋肉量があれば太もも全体を引き締め,とくに後ろからみると美しいフォルムの立ち姿になります
ハムストリングスは筋トレとストレッチで柔らかくしなやかな筋肉に保つこと
内転筋
内転勤とは内ももを構成する筋群です。女性にとってこの内転筋もとても気になる部分ではないでしょうか。
もしこの筋肉が弱かったりすると
- 内側へ引き締める力がないのでO脚になりやすくなります
- 逆にふとももの外側の筋肉に力が入り過ぎるようになるので,O脚のほか靴底の外側ばかり減るようになります
- 外側に引っ張られる傾向になるので,お尻全体が垂れたり下外側に出っ張った「四角尻」になりやすくなります
- 筋肉がないと脂肪がつきやすくなるので,脚全体が太くみえる「大根脚」になります
そこでしなやかでほどよい筋肉のついた内転筋になれば
- 内側と外側の筋肉のバランスがよくなるので,すらりとしたふとももに見えます
- 内側が引き締まるのでふとももの間に「すき間」が生じて脚全体が美しく見えます
- 外側に引っ張りすぎることもなくなるので,全体が丸いお尻になります
内転筋の筋トレとストレッチで脚全体をすらっと見せる
ふとももの前側と外側,ふくらはぎ
ふとももの前側(大腿四頭筋)と外側(外転筋)は,もともと力が入るので筋肉がつきやすいことからそれほで筋トレをする必要はないかと思います。むしろストレッチをしっかりやって柔軟性を保ち,ハムストリングスや内転筋との筋力バランスを保つことを考えます。
ふくらはぎも筋肉量が少ないと太く見えてしまうので筋トレは必要ですが,逆につけすぎてしまうとカエルの脚のようになってしまいます。ストレッチをしてしなやかさと足首を柔らかく保っておくようにしましょう。
当店でできること
筋トレでもストレッチでも運動すれば,疲れや乳酸などの疲労物質が溜まるもの。リンパの流れも悪くなれば余計な水分が増えてむくみなどの原因にもつながります。
筋トレとストレッチを頑張ってやっと引き締めることができたふとももを今度はオイルトリートメントで丁寧にケアしておくことも大切です。良質なマッサージオイルを使い,やさしいタッチングでリンパの流れをスムーズにします。また男性セラピストの圧の入ったマッサージで疲れた太ももの筋肉をやさしく揉み解します。
店内でトレーニングはできませんが,脚の筋肉や骨盤の状態をみさせていただいてどんなトレーニング法があるかとか,この部位に効くストレッチなど提案することはできます。
美しいふとももは「筋トレ」「ストレッチ」「オイルトリートメント」の3点セットで出来上がる
美しいふとももと脚におすすめのメニュー
ヒップ&レッグトリートメント(90分)
まとめ
- ハムストリングと内転筋は,筋トレとストレッチでしなやかで程よい筋肉量をつけておく
- ふとももの前側や外側はあまり筋肉をつけすぎず,ストレッチで柔軟性を保ちハムストリングや内転筋とのバランスをよくしておく
- 筋トレとストレッチにオイルトリートメントを加えることで,よりしなやかで立ち姿の美しいふとももをつくる
※筋トレとストレッチの違い
筋トレとは
- 筋肉を発達させる
- 同時に神経も発達するのでいろんな動作に対応できる
- 血行がよくなる
- 弱い部分を鍛えるのでバランスがよくなる
- からだが引き締まる
ストレッチは
- 筋肉をより良好な状態にする
- 筋肉を引っ張って伸ばす
- 筋肉の柔軟性や関節の動きを広げる